なかやまきんに君のYouTubeチャンネル『ザ・きんにくTV2nd』の内容について、まとめていきます。今回は『【#115】今話題の16時間のプチ断食ダイエットってどうなんだい?良い点と注意点をお話し致します。』についてです。医学博士の著書である「空腹が最強の薬」という本の内容について、なかやまきんに君の見解についての解説をする内容になっています。
撮影スタジオ:もう春と言ってもいいんじゃないかスタジオ
16時間プチ断食ダイエットについての見解
なかやまきんに君としては、率直な感想としてこのダイエットとしてはおススメしません!この方法が悪いのではなく、なかやまきんに君の立場としてはおススメしないということです。どういうことかというと、「筋肉をできるだけ残して、なんなら筋肉量を上げながら、カラダをボディーメイクしながら無駄な体脂肪を減らしたい」ということです。健康ベースありきなので、筋肉を落としたくない、リバウンドをしたくないため、無茶なダイエットはしたくないという事です。この著書の中には良い点もありますが、ざっくりというとおススメしないという事です。
概要
オートファジーの機能を使ったダイエットです。オートファジーとは、生物が細胞内でタンパク質を自ら分解し、再利用することです。空腹状態(飢餓状態)に持っていくことで、ミトコンドリアが活発になり、細胞の分解処理が起こりやすくなります。なので「空腹が最強の薬」ですよと言っています。ここまではなかやまきんに君は賛成しています。これ以降に気を付けて欲しい点があります。
1日、3食は必要か?
著者の方は、1日、3食はとりすぎだという見解です。なかやまきんに君は1日、7食を食べています。ただし、プロテイン等の軽食も1食とカウントしています。この著書の中で言っている1食はガッツリとした食事のことを指しているのでしょう。食べ過ぎるとカラダの中に余分なもの(脂質、糖質、有害なもの)が入りすぎて、カラダの中に炎症が起きる、体脂肪も増えてカラダに悪いホルモンも分泌される。それが原因で動脈硬化、血液ドロドロ、アルツハイマー、心疾患など負担がかかるため食べ過ぎは良くない、空腹が良いという事です。これは別に良いと思います。
16時間プチ断食のやり方
睡眠を8時間摂りましょう。そうすると起きている間の8時間、食事をしなければ合計16時間の空腹が作れます。もしくは連続で10時間あけましょうという内容です。空腹を作ることでオートファジーが活性化して健康になりながら体脂肪も減るという事です。16時間以外の時間は何を食べても良いと言っています。ここに、私(なかやまきんに君)は疑問があります。著者のかたは、この方法で舌癌の再発の兆候もなく、体調もよく、体重も-6㎏からキープしているという事です。しかし、「何を食べてもいいんですよ、だからそんなに大変じゃないでしょ」という持っていき方は、人それぞれの判断になってしまいます。この著者の場合は、「朝7時:ゆで卵+生野菜、夜21時:普通の夕食」と記載していますが、「普通の夕食」って何なの?という点がポイントだと思います。1日、1食ならその食事が大切になります(1日に必要な栄養素の基準があるため)。その普通の食事が何なのかを少しでも教えて欲しかったです。活動量がとても少ない方なら良いかと思いますが、活動量が多い方は厳しいことがあるかもしれません。カロリー面だけでなく、ビタミン・ミネラル・食物繊維の面からもです。
もう1点、疑問に思ったのは、「空腹時間はナッツ類ならいくらでも食べても構わない」という点です。これは初めは急に食事を減らすので、空腹に耐えられないとストレスになり仕事もできないという事もあると思うのでという事です。ナッツ類なら糖質がほとんど入っていないものが多い(カシューナッツは多いですが)、血糖値を急激に上げないので体脂肪にはなりにくいだろう+空腹を紛らわせることができるという事だと思います。ただ、いくらでも食べても良いとなるとバクバク食べてしまうと思います。人によって活動量も違うので書ききれないとは思いますが…。栄養計算はいらないし、ただ空腹時間を作ればいいので簡単でしょ、空腹紛らわすためならナッツはいくらでも食べてもいいよ、というのはどうかな?さっきは空腹状態でオートファジーが起きるのに、もう空腹じゃないじゃないか…。そのうち空腹になれるので、ナッツは食べなくなりますよ、といいますが、これも人によりますよね。やはり夕食で何を食べてルカが大事になるのではないでしょうか。そこで栄養をきっちり摂れていれば、ストレスからくる空腹は抑えられるのではと思いました。
更にもう1点、食べてのいい時間についてです。16時間または連続10時間、食べなければ、その他の時間は何を食べてもいいというのはどうかと思います。好きなものを好きなだけ食べてい良い。空腹さえあれば、他は度外視で良いというのはどうでしょうか?空腹になる=オートファジーが起きるのは良いと思いますが、これをダイエットに利用するのは難しいのではないでしょうか。知識がある方は良いかもしれませんが、知識がない初心者に向けて偏ったやり方はおススメしません。著書の中には糖尿病の方の指導をしてきた経験から、本の半分は血糖値が上がるとどうなるのか、内蔵脂肪が蓄えられるとどうなるのか、カラダの不調について解説しています。そんな事を書いてる先生が「何でも食べても良いよ」というのはどうかと思います。空腹になると内蔵が疲れないので、内蔵を休めようという事もかいていました。これはよくわかります。
ナッツが苦手な方は、生野菜やチーズ、ヨーグルトに変えて食べても良いと言います。これも糖質が少なく、バランスの良いタンパク質があって、ビタミン・ミネラルもあり、血糖値を上げにくいという事だと思います。ただ、食べてもいいというのがダイエットに繋がるのでしょうか。また、「空腹力」がつくまでは缶コーヒーやコーラのような甘い炭酸飲料を飲んでもOKというには驚きました。空腹時に甘い飲料を飲むと、血糖値が急激に上がって、それこそ糖尿病にもなりかねないし、カラダへの負担もあるのではないでしょうか。これも長期間でなければ良いという事でした(慣れるまではOKということ)。できれば人工甘味料の入った0カロリーの物がおススメということですが、カロリーのみを見ると良いのかもしれませんが、人工甘味料の健康被害が良くわからない中で、お医者さんが積極的にすすめるのはどうかと思います(ただ、弊害として腸内環境を乱すこともあるので、長期間飲み続けるのは止めましょうと記載はありました)。
運動のことについて、2~3行しか書いていなかった。本の内容として空腹力なので、運動についてあまり書かないのはわかるのですが、本の勧め方として「病気が怖いよ」「1日3食、食べるの怖いよ」「食べ過ぎ怖いよ」「病気になるよ、なるよ、なるよ・・・」というようなネガティブベースのことがあって、だから「空腹力」が必要という感じで書いているので、健康事態について、ちょっと怖いなというような印象をうけるかもしれません(ただ、本の批判をしてはいけませんと、なかやまきんに君は言っています)。
この医師の言ってることのまとめ、きんに君の見解
食べ過ぎがダメだという事です。食べ過ぎると内蔵が疲れる。変なものを食べると血糖値が上がる、血液がドロドロになる、免疫力が下がる、内蔵が疲れれば栄養が吸収されない、ということがあります。要は食べ過ぎがダメなので、3食がダメなわけではありません。1日6食でも1回、1回が食べ過ぎてなければよいのです。1回、1回の食事で余分な糖質や脂を摂りすぎていないので、消化もよいのです。
私(なかやまきんに君)おススメの「空腹力」を説明します。絶対に筋トレ(運動)をやって食事を抑えていきます。これが基本でこれに勝るものはないと思います。細胞が活性化して、細胞を生まれ変わらせることは筋トレでもできます。筋トレをして負荷がかかります。そして細胞が傷つき修復をするという効果が筋トレにもあります。要は食べ過ぎがいけないので、それを防ぐのが一番よいのです。無理を空腹をあけて苦しむ必要はないと思っています。難しいですが、1食、1食をコントロールして抑えて必要なものは摂取してカロリーをオーバーしすぎない(塩分を含めて)。それができれば健康にもなるし、ボディメイクもできるし、細胞も活性化します。また、分けて摂取することで栄養不足になりにくいと思います。ボディビルのための減量をしていると、「ナチュラルオートファジー」と言えるような状況になることがあります。兎に角、1回、1回の食事を見直して食べ過ぎないという事が大切です。カラダも栄養を与えすぎたり、余分なものを与えすぎるとおかしくなります。必要な栄養を摂って、運動することが必要です。
注意して欲しいのは、この本がダメなわけではありません。健康のヒントは凄く多く隠されていますが、これを無理やりダイエットに落とし込むのはどうかなということです。
まとめ
今回のダイエット方法も極端な方法だったなという感想です。「16時間、食事をしない時間を作り、残りの8時間は何を食べてもいい」というのは、本当に健康的なダイエットなのか疑問はあります。食事ができる8時間で、高カロリーなものや塩分の多いものばかり食べたら、いくらオートファジーが働いても体重も増えるしカラダには良くないと思います。なかやまきんに君のいうように、「運動(筋トレ)+食事管理=健康的なダイエット」というのがやっぱり基本だなと改めて思いました。カラダの細胞を活性化させたり、生まれ変わらせる方法として「オートファジー」という機能は確かに効果があると思います。ただ、それを機能させるための方法として16時間の空腹が本当に健康に良いとは思えなかったです。ただ、著者の先生は筋肉を減らさないという事は言っていないため、なかやまきんに君とは考え方が違うとは思います。また、簡単にではあったかもしれませんが、運動のことについても記載しています。今回の本の内容(空腹力について)から焦点がズレるため、運動については簡単に記載したのではないかとも思います。著者の先生は運動はいらないと言っていないので、このダイエットに挑戦する方はその点は注意が必要だと思います。
なかやまきんに君、締めの言葉!
『パワー!ハイ(笑顔)』 やっぱりパワーだったのかい・・・